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段ボールの歴史

段ボールの起源は、19世紀後半のイギリスで、シルクハットが流行したことがきっかけで誕生しました。

円筒の縦長をしているのが特徴のシルクハットは、長く頭にかぶっていると、帽子の中で汗をかき、蒸れてしまったのですが、その対策として汗を吸い取るための紙をシルクハットの中に入れました。

その紙は波状に折られている厚手のボール紙で、段ボールでは後にフルートと呼ばれる中芯の形状でした。

その後、アメリカでは瓶類を包む為の緩衝材としてイギリスから伝わったフルートが使われることになりましたが、ここでは強度が必要とされたため、フルートに平面のライナーを貼り付け、片面段ボールとして使用をしていました。

また、この段ボールを品物の輸送に使い始めたのもアメリカで、最初は現在のような箱型ではなく、蓋部分と本体部分と底部分をそれぞれ組み合わせて使うタイプでしたが、しばらくして現在のような箱型に変わり、その後3層段ボールを正式な輸送規格として定め、鉄道やトラックで使用するようになりました。

日本に段ボールが取り入れられたのは、その後1900年代に入ってからのことで、最初は電球の緩衝材として用いたのが始まりでした。

アメリカに倣って段ボールを箱として形作り、品物の輸送に使うようになりましたが、当初はまだまだ木箱での輸送の方が主流で、段ボールが木箱にとって替わるようになったのは、1950年に入ってからの大規模な切り替え運動を機会としてのことです。

日本政府が主体となって木箱から段ボールへの切り替え運動が進められ、段ボールがついに物流の主役となりました。

段ボールへの印刷技術も高まり、コストを抑えて品質の良い段ボールを速く生産できるようになってくると、段ボールの需要はさらに急速な勢いで高まることになったのです。

現在、段ボールはコンピューターを使用して細かいデザインも可能にしたことから、外箱だけではなく、緩衝材としての利用も増え、環境問題を考える上では欠かせない、リサイクルの代表的な素材として知られています。


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ダンボール工場の中には入れませんので、このサイトに書いてある内容から想像して頂くのも楽しいと思います